クールビズ、CO2を8万トン削減効果:電力業界試算
電気事業連合会は16日、ノーネクタイなどの軽装運動「クールビズ」によって、6~8月にかけて電力10社合計で7.9万トンの二酸化炭素(CO2)削減効果があった、との試算を発表した。約1万4000世帯の年間排出量に相当する。販売電力量は2億1000万キロワット時減る節電効果があったという。
電事連は日本経団連などの調査をもとに、事業所のうち4割がクールビズを実践し、ノーネクタイなどで室温が2度上がったと想定して試算。勝俣恒久会長(東京電力社長)は「これまでも何回かノーネクタイの運動はあったが、かなり定着してきた」と話した。
全体の販売電力量は、未発表の8月分を除く6~7月で約1400億キロワット時と猛暑だった04年の同時期に比べ2%減。冷夏だった03年よりは6%増えた。(asahi.com:2005.09.17)